日光山輪王寺三仏堂を囲む庭園の赤松には、風物となったこも巻き（こもまき／菰巻き）がなされています。
こも巻とは、江戸時代から大名庭園で行われてきた害虫駆除方法で、マツカレハの幼虫（マツケムシ）を除去する方法のひとつです。松や杉に地表2mほどの高さに藁を巻き、藁の中で越冬をした害虫を春先に、藁とともに焼却処分をします。昔ながらの日本情緒と日本人の知恵がうかがえます。

年末にむけて行われる 世界遺産「日光の社寺」の冬支度ともいえる、新年を迎えるための行事をいくつかご紹介します。

■12月
12日神橋煤払
14日輪王寺煤払供養
20日東照宮煤払祭

21日は輪王寺三仏堂前における御供加持（山伏餅つき）が奉仕されます。零時を迎えると除夜の鐘がつき始められ、東照宮と二荒山神社の門が開かれ、新年祈祷が開始されます。

※上記の内容は予告なく変更となる場合がございます。

詳しくは各公式ホームぺージをご確認ください。
日光東照宮
http://www.toshogu.jp/
日光山輪王寺
https://www.rinnoji.or.jp/
日光二荒山神社
http://www.futarasan.jp/

写真　神橋煤払の様子